◎ 『朱色版・まぼろしパンティ』は何気に少年誌に於けるエロスの限界に挑戦した作品である。
少年誌に於けるエロスの限界とは何か?
仰々しく書き出しておいて実は確証がないのだが、少年誌でのエロ表現にとって「お触り」はタブーとなっているのではない のだろうか。
この(仮説ではあるが)タブーを朱色版ではヒロイン自らが能動的に触らせる攻撃(?)で打ち破っている。
そもそも「オッパイベアハッグ」や「ボインチョップ」に打撃としての効力なぞがあるのだろうか?
2ちゃんねるでも語られていたが、格闘として見れば「自身にダメージ、相手にエネルギーを与える攻撃」に他ならない。
では、この攻撃の真なる目的は?
言うまでもなく「逝かせる」事であっただろう。
ランジェリーマスクの最初に餌食となったメガネ少年は「満足」して萎えている。
柳生に至っては股間を押さえて昇天(気絶)する。

実践編に至って、このまぼろし痴漢攻撃は残念ながら殆ど活用される事はなかった。
押し寄せてくる新世代の勢力(やるっきゃ騎士とか)の前にあって折角の活気的なテコ入れ策はさしたる効果が現れなかった のだろう。
つくづくも残念な事である。

おまけは下のリンクからどうぞ。
                

朱色の弐
 
inserted by FC2 system